加齢臭の原因は?身体のどこから臭ってくるの?

加齢臭とは

40代、50代を迎えた男性は加齢臭が気になりだす年齢だといわれています。

いわゆる”オヤジ臭”ですね。

そして、その臭いを自分で気付いていればまだ良いのですが、気付かずに周囲の人に迷惑をかけている場合もあります。

いわゆる”スメハラ(スメルハラスメント)”です。

自分から発せられている臭いに気付いているのに放ったらかしはいけません。。。
ちゃんとした加齢臭対策をするべきです。

 

でも、何を対策すればいいの?

そんな方は「加齢臭の原因」「身体のどこから臭ってくるのか」を知っておく必要があるでしょう。

加齢臭の原因

加齢臭は加齢にともなって発生しやすくなる「ノネナール」と呼ばれる物質が原因となっています。

「ノネナール」の発生には体内のコレステロールや中性脂肪が影響していて、これらが増加することで皮脂腺の中のパルミトオレイン酸と呼ばれる脂肪酸も増加し、同時に増える過酸化脂質によって分解・酸化され生成されます。

加齢臭=ノネナールの臭いなんですね。
キーワードは「コレステロール」「中性脂肪」「過酸化脂質」のようです。

 

脂っぽい食べ物が多いとか、タバコやお酒の量が多い人は要注意!

仕事でも遊びでも、疲労やストレスが重なる生活は良くないです。

加齢臭に悩んでいる方は今からでも遅くありません。

食生活や生活習慣を見直していきましょう。

 

食生活で注意したいこと

加齢臭を防ぐためには、コレステロールや中性脂肪を過剰に摂取しないような食生活を心掛けましょう。

【コレステロールが多くなる食べ物】
・豚肉などの脂身
・バタ-、マーガリンなどの乳製品
・天ぷら、揚げ物
・アイスクリーム、洋菓子、スナック菓子

【中性脂肪が多くなる食べ物】
・牛肉、豚肉など脂質の多いもの
・バター、クリームなど乳脂肪分の多いもの
・果物、ケーキ、ジュースなど糖質の多いもの
・ビ-ル、酒、焼酎などのアルコ-ル飲料

 

コレステロールや中性脂肪が多くなる食べ物は、肉類や乳製品や甘いものなどは共通しています。

これらの食べすぎには注意したいですね。

お酒も飲みすぎに注意して程々を心掛けましょう。

コレステロールも中性脂肪も体には必要なものです。
ただ、過剰に摂取すると良くないので控えめにしましょう。

 

生活習慣で注意したいこと

ストレスや疲労が溜まることでよりいっそう体臭は強くなります。

人が疲れを感じている時は活性酸素が増えそれにより酸化された脂質は過酸化脂質へと変化します。

この過酸化脂質が増えることによって加齢臭を強く感じることになるんですね。

ストレスや疲労を溜めない生活は臭い対策にもつながるのです。

例えば、

・じゅうぶんな睡眠で疲れを取る
・ゆったりと湯船につかりストレスを取る
・適度な運動でいい汗をかきストレス発散

など、規則正しい生活と適度な運動をすることが大切です。

体や洋服を清潔に保つことも忘れずに。

私もそうですが、疲れてるな~って時は加齢臭が増幅されているような感じがします。
しっかり疲れを取り体調管理することが大切ですね。

 

身体のどこから臭ってくる?

加齢臭はノネナールが原因となって臭います。

ノネナールは皮脂腺で作られるので、皮脂の分泌量が多い場所から加齢臭は臭ってきます。

身体の場所で言うと、頭、首の後ろ、耳のまわり、胸もと、脇、背中などですね。


出典:https://www.shiseidogroup.jp/

これらの場所には皮脂腺が多く臭いの原因となる汗が出てきます。

手や足も汗を多くかきますが、こちらは「エクリン腺」から出る汗が多いので加齢臭の臭いは発しません。


出典:https://www.aflac.co.jp/

足からは強い臭いが発生しますが、こちらはイソ吉草(きっそう)酸などの皮膚常在菌が原因となっているので臭いとしては別な種類となります。

私個人が加齢臭を強く感じるのは、首の後ろ、耳のまわり、背中、胸もとからですね。。。
頭は常に外気に触れているのでさほど加齢臭は感じません。

 

加齢臭のチェックの仕方

加齢臭の臭いを周囲の人はけっこう敏感に感じ取ります。

対して本人はどうかというと、なかなか気付かず自覚するまでには時間がかかる傾向にあります。

なんとなく体臭は感じていてもそれが加齢臭であると最初は思わないんですよね。

自分から臭っているのは加齢臭かどうか?

しっかりチェックして確認してみましょう。

 

1)、下着や服を確認する
加齢臭の臭いが分かりやすいのは下着(とくにTシャツ)です。
洗濯をしてもなかなか臭いは取れなかったりするので、自分の下着の臭いを嗅いでみれば確認することができるでしょう。
臭いが強い場合はワイシャツや上着にまでその臭いは強く感じます。

2)、枕を確認する
枕カバーは頻繁に洗ったりしないので臭いが残りやすく分かりやすいはずです。
枕から強い臭いがしたら用心しましょう。加齢臭かもしれません。

3)、周囲の人に確認する
もし、ちょっとでも不安があるのなら周囲の人に聞きましょう。
結婚していたら奥さんに。独身なら彼女や両親や会社の同僚に。
それで指摘されたら自分からはかなり加齢臭が臭っているのだと認識したほうが良いです。

自分で気にしているだけなら良いのですが、周囲の人に加齢臭だと指摘されたら加齢臭対策を真剣に考えたほうが良いですね。

 

 

まとめ

加齢臭は「ノネナール」と呼ばれる物質が原因となって臭います。

その「ノネナール」は皮脂腺から分泌され、

コレステロールや中性脂肪や過酸化脂質が影響していています。

臭いが発生しやすい場所は、

頭、首の後ろ、耳のまわり、胸もと、脇、背中など。

その原因と発生場所から考えると効果的な加齢臭対策は、

食生活を変える、生活習慣を正すことですね。

シャンプーやボディーソープなども専用のものに変えると即効性があるでしょう。

 

こちらの記事を読んでもらえればきっと参考になりますよ!

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